2012年8月15日水曜日

NEW-VIEW 可変ND(バリアブルND)フィルター


可変NDフィルターの紹介です。1枚のフィルターで、色味を変えることなく光量を変えることが可能になります。レンズを回すだけでND2からND400までをカバーするので、何枚もフィルターを持ち運ぶ必要がなく、交換の手間が省けます。

可変NDフィルターを使うことで、下記作例のように、晴天下でスローシャッター撮影をしたり、明るいレンズを使ってボカシを効かせたりと撮影の幅を広げることができます。

また、上記以外でも、可変NDフィルターを装着しておけば、これまで絞りやシャッタースピードボタンで調整していた露出が、フィルターのリングを回転させるだけで簡単にできるようになり、たいへん便利です。特にコンデジなど露出やシャッター速度の設定が面倒な機種では重宝します。

可変NDフィルターでは、ケンコーやアメリカのSingh Ray(3~4万円台)を筆頭に、香港のLight Craft Workshop(LCW)H&Y(1万円台)が人気です。最近では5,000円以下の中国製ブランドも人気で、安いものでは1,000円台で手に入るものもあります。

価格の違いはズバリ品質の違いです。可変NDフィルターは構造上、特にNDを強く効かせたときに、解像度が低下したり色調に影響が出ることがあります。特に解像度の低下は顕著で、価格が下がるほど解像度も下がっていくと思っていいでしょう。素人目でもはっきりと違いがわかるほど画質に影響が出てきます。

では、高価なフィルターが良いのかといえば一概にそうとも言えません。フィルターの性能にレンズが追いつかなければ、オーバースペックになってしまいます(大は小を兼ねるという考え方もありますが・・・)。コンデジへの装着であれば中国製の安価な可変NDフィルターでも十分実用できます。レンズに合わせてフィルターのグレードを変えるのが賢い選び方です。


当店が取り扱っているNEW-VIEW社は中国・深センのカメラ用品メーカーで、カメラ用のフィルターやバッテリーを製造・販売しています。同社の可変NDフィルターは、日本製の高透過ガラスを使用しており、価格と品質のバランスが良いのが特徴です。5,000円以下の予算で可変NDフィルターをお探しでしたら、NEW-VIEWをオススメします。

こちらのフィルターは、目安として9段階のメモリがついており、シームレスで光量を調整できます。ただし、MAXあたりでは光量がガクッと落ち十字状のムラが発生します(ちなみに上位の製品でも同じような症状は発生します)。使用の際は上から2段目あたりが上限になるのでご注意下さい。

また、フィルター使用に伴い、(特にNDを強く効かせた時)若干解像度が落ちることがあります。画面上で見る限りでは違いはわかりにくいと思いますが、等倍拡大したときに解像度の違いが出てきます。入門機やコンデジ、動画撮影などの用途であれば十分な性能です。ハイアマチュアの方や一眼レフでの使用では画質に不満を感じることがあると思います。大判プリントなどの用途をお考えの場合はワンランク上の製品を使用することをオススメします。

なお、可変NDフィルターは、2枚の偏光レンズを組み合わせる構造上、広角撮影ではPLフィルターなどでも発生する偏光ムラが生じる場合があります。広角レンズを使って、空などを撮影すると色ムラが発生するのでご注意下さい。

49mm~82mmまで、各種販売中です。

49mm


52mm


55mm


58mm


62mm


67mm


72mm


77mm


82mm



0 件のコメント:

コメントを投稿