2013年5月21日火曜日

超高倍率ズーム機対決 HX300 vs SX50 HS 

SX50 HS(右)と比較

2013年春モデルで1,000mm相当オーバーのデジカメ2機種(HX300,SL1000)が発売されました。今回は、先行のSX50 HSHX300とを比べてみましょう。

まずは両機種のスペックを簡単に比較。本体サイズは写真のとおり、ボディ部分はHX300がひと回り大きい。さらにHX300はレンズがデカいので、かなり大きな印象です。

画角は35mm換算で24-1,200mm相当、50倍ズームでどちらも同じ。開放F値はHX300のF2.8-6.3に対して、SX50 HSがF3.4-6.5と若干暗めです。

撮像素子は、両機種1/2.3インチの裏面照射型CMOSですが、SX50 HSの1,280万画素に対して、HX300は2,040万画素と超高密度になっています。

ビューファインダーはどちらも20万ドットと互角ですが、液晶がHX3003型92.1万ドットに対して、SX50 HS2.8型46.1万ドット。両者を並べてみると、SX50 HSの液晶は2世代前かと思うぐらい見劣りします。

そのほか、SX50 HSでは、フラッシュシューやリモート端子が搭載されているなど、HX300に比べて拡張性が高いところはポイント高し。一方、フィルター類はHX300がオプションなしで装着可能(55mm径)なのに対して、SX50 HSは別途フィルターアダプターが必要など。

使い勝手は
HX300の試し撮りをした段階での印象ですが、オートフォーカスの性能は明らかにHX300が勝っているかなという印象。ピッピッピっと合焦して気持ちいいです。SX50 HSのAFも優秀ですが、並べて撮影してみると違いがわかります。

液晶はやはりHX300のほうが大きくて解像感もあって見やすいです。SX50 HSの液晶も使っているときは特に不満は感じていなかったのですが、2機種を並べてみると、やはり気になります。

画質については、ネットのレビューを見ると、HX300の評価がかなり低かったですが、日中、撮影した感じではレビューで書かれているような望遠端での画質の低下などは特に感じませんでした。画素数が高い分、HX300のほうが解像感があって、画質的には上回っていると感じることも。

ただし、HX300はSX50 HSと同じ撮像素子でも画素数が約1.6倍でかなり窮屈な感じ。暗所で撮影すると違いがあるかもしれません。

最近は、SX50 HSを持ち出すことが多かったですが、動画の撮影しやすさなどを考えると、これからはHX300に取って代わりそうな感じです。SX50の利点としては、HX300にくらべてコンパクトな点。バッテリーの持ちはSX50 HSのほうが良さそうといったあたりでしょうか。


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